https://www.jstage.jst.go.jp/article/jemeabulletin/5/1/5_2/_article/-char/ja

誘電率透磁率データベース化の調査とWG 活動状況
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jemeabulletin/2/1/2_11/_article/-char/ja

誘電体材料のマイクロ波吸収性能は複素誘電率、とくに虚数部分の誘電損率に依存する。最近では、金属も粉末であればマイクロ波で加熱できるので、複素透磁率を知ることも重要である。マイクロ波帯での複素誘電率のデータについては、1954 年に MIT の Hippel 1) 、1972 年にWestphal ら2) が詳細にまとめているが、その後は 2008 年に電子材料の誘電率のデータ3) があるくらいで、マイクロ波加熱に参考となるようなデータは見当たらない。材料も変わり、今まで難しいと言われていた金属もマイクロ波加熱ができる時代になった。マイクロ波帯における各種材料の複素誘電率と透磁率をデータベース化し、我が国から世界に向けて発信していく必要がある。最近では、マイクロ波加熱を目的とした各種材料の複素誘電率のデータがKomarov 4) によりまとめられている。日本電磁波応用学会JEMEAでも複素誘電率、透磁率のデータベース化ワーキンググループ WG を作り、2011 年末から調査活動を行っている。本報告では、今までWGで実施してきた誘電率透磁率データベース DB 化の活動状況と運営方法、さらに当所で測定してきた各種固体(粉末)、液体、薄膜の誘電率、透磁率の周波数及び温度依存性について紹介する。

図3. 各種粉末の誘電特性(6GHz)
誘電率透磁率データベース化の調査とWG 活動状況2016年 2巻1 号 11-16